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外傷性外鼻鼻中隔畸形に就て
飯田 収
1
,
宇野 昭二
1
1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科教室
pp.427-431
発行日 1955年8月20日
Published Date 1955/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201372
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1.緒言
顏面に凸隆する外鼻が外傷を蒙り易い場所である事は当然であるが,この為外鼻に種々の変形を来し,又鼻内殊に鼻中隔にも異常を伴う事が多い。
吾々は最近数年間の当臨床に於て23例の鼻外傷を経験したが,概して早期的の治療が施されていない場合が多く,時期を失したが為に複雑繁瑣な手術を要するに至つた例も尠なからず認められたので,之等に就て検討した所を此処に報告したい。
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