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腎畸形並びに生殖器畸形を伴つた膀胱外開口尿管
生駒 文彦
1
1新潟大学医学部泌尿器科教室
pp.277-280
発行日 1956年5月1日
Published Date 1956/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201673
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膀胱外開口尿管は今日では珍しいものではなく,既に欧米では1949年にBurford,Glenn andBurfordがその425例を,又1951年にAlldred andHiggiusがその300例を集めており,我国でも昭和23年に志田圭三が29例を集め,現在ではその報告例は70例以上に達している。特に女子のものは特有の尿管性尿失禁から臨床的の診断も全く容易である。我が教室でも既にその4例を経験しているが,最近更に2例の症例を取扱つた。この2例は尿路及び生殖器の畸形を伴つていた点でやゝ興味あるものであるから,茲に報告する次第である。
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