特集 ポストコロナ時代のアレルギー性鼻炎診療
ポストコロナ時代の耳鼻咽喉科医の役割―専門医による鑑別が必要な疾患
鼻中隔弯曲症,鼻弁狭窄,外鼻変形
細川 悠
1
Yu Hosokawa
1
1埼玉医科大学耳鼻咽喉科
キーワード:
COVID-19
,
鼻中隔弯曲症
,
鼻弁狭窄
,
外鼻変形
Keyword:
COVID-19
,
鼻中隔弯曲症
,
鼻弁狭窄
,
外鼻変形
pp.503-507
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001069
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はじめに
新型コロナウィルスが猛威を振るった2020年以降,耳鼻咽喉科医療は大きく変化した。普通に前鼻鏡を使い患者の顔の近くで行っていた鼻副鼻腔診療は,コロナパンデミック期以降,なるべく患者に近づかないようCTなどで代用し,直接鼻腔は診察しない,鼻腔を診察する場合は内視鏡を用いて患者にカバーをかける,など今思えば物々しい診療スタイルであった。しかし,内視鏡やCTの使用頻度が増えたことで前鼻鏡診察では診断の難しい疾患の診断率が向上したように感じる。
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