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アミノ酸と聴力附後藤教授の内耳液疾患提唱に対する私の考え
菊地 三通男
pp.253-254
発行日 1955年5月20日
Published Date 1955/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201321
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名古屋大学教授後藤修二博士は本年4月の耳鼻咽喉科誌上に内耳液疾患を提唱されたのであります。即ち実験的聴器障碍を起した動物の内耳液は正常と異り「アラニン」「アスパラギン酸」等のアミノ酸の減少,内耳液屈折率の減少等を来し而も斯る内耳液の変化により基礎廻転部の振動圧が小となり高音障碍が起きる事を実験的に明にしたのであります。私は自分の臨床例から後藤説に対する見解を述べます。
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