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實驗的慢性アレルギー性副鼻腔炎に對する化學療法に就いて
加藤 富男
1
1北海道大学耳鼻咽喉科教室
pp.137-141
発行日 1954年3月20日
Published Date 1954/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201102
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アレルギーに関する研究は,最初主として実験病理学上の研究に初まり,次いでPirquetにより臨床上の事実が説明された。先に仁保博士等が慢性剛鼻腔炎患者の骨病変に就いて病理組織学的検索をなし,アレルギー性変化と見られる所見にしばしば遭遇している。次いで藤村氏が慢性アレルギー性副鼻腔炎に就いて発表しているが,此の藤村氏の方法に従つてアレルギー性炎症を惹起せしめ,之に化学療法を行い,見るべき結果を得たので発表する。
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