論説
プノイモグラフーを施行した喉頭ポリープ症例
伊藤 博
1
1九州帝大醫學部耳鼻咽喉科教室
pp.44-46
発行日 1946年11月20日
Published Date 1946/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200011
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余は曩に喉頭ポリープ患者20症例に,ポリープ切除術を加へ,その術前,術後に於て綜合的聲音學的檢索を行つたが,この中2例に於てはプノイモグラフィーをも併せ施行し興味ある結果を得たので,この2症例に就き稍々詳細にその所見を述べる。
第1例,K.N.39歳,♂,警察官,診斷:右聲帶ポリープ,音聲過勞の經驗あり,一度手術を受けたことがあるが依然輕快しないといふ。血液對黴毒反應,陰性。
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