Japanese
English
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前立腺および腎にみられた重複癌の1例
DOUBLE CARCINOMA IN THE KIDNEY AND PROSTATE: REPORT OF A CASE
菅原 博厚
1
,
木村 行雄
1
,
染野 敬
1
,
加藤 義朋
1
,
土田 正義
1
Hiroatsu SUGAWARA
1
,
Yukio KIMURA
1
,
Takashi SOMENO
1
,
Yoshitomo KATO
1
,
Seigi TSUCHIDA
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Tohoku University School of Medicine
pp.251-254
発行日 1966年3月1日
Published Date 1966/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204309
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I.緒 言
同時或は時を異にして1個体に2個以上の原発性悪性腫瘍の発生をみる,いわゆる重複癌はまれな疾患とされているが,欧米ならびに本邦におけるこの種の報告は必らずしも少なくない。
すなわち欧米においてはBillroth1)が1879年に報告していらい多数の報告があり,Warrenら2)のこれらを集録した報告もみられる。本邦においても林3)が1907年に報告していらい,北畠ら4),篠田ら5),赤崎ら6),三橋ら7)が文献例についての統計的観察を行ない報告している。
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