文献紹介
Autoradiographによるブタ表皮のTurnover timeおよび蛋白合成の研究,他
pp.1266,1330
発行日 1965年12月1日
Published Date 1965/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204245
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アイソトープはGlycine−2—C14とTritiated thymidineを用いた。ブタの表皮下または静脈内にアイソトープを注入し,一定時間後に次々と生検を行つた。Glycine C14は角層を除く全層の主に細胞質内に検出され,蛋白合成はここで行われていることが知られた。時間の経過と共に角層にもC14が現れるが,最上層に達するまで16日かかつた。Tritiated thymidineを取込むのは初期には少数の基底細胞の核に限られていた。これらの細胞は次第に上層へ移動するが,マルピギー層の最上層に達するのに14日を要した。以上からTurnover timeを30日と決定した
( Weinstein G. D.: Autoradiogr—aphic Studies of Turnover Time and Protein Synthesis in Pig Epidermis, J. Invest. Dermat.,44; 413, 1965)
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