Japanese
English
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ポピオドールによる骨盤腔及び後腹膜腔リンパ系造影法
SOME EXPERIENCES ON LYMPHOGRAPHY WITH POPIODOL IN THE PELVIC CAVITY AND RETROPERITONEAL SPACE
難波 克一
1
,
渋谷 貢
1
,
井上 修
1
,
金田 象顕
1
Katsuichi NAMBA
1
,
Kou SHIBUYA
1
,
Osamu INOUE
1
,
Shoken KANEDA
1
1高知県立中央病院
1Kochi Prefectural Central Hospital
pp.49-53
発行日 1965年1月1日
Published Date 1965/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203988
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I.はじめに
リンパ系をレ線的に描出せんとすることは,1930年1)より行われ,初期に於いては間接的リンパ系撮影法が行われたが,その後,Kinmonth2)3)等により直接的リンパ系撮影法が報告され,それ以来著しく発展し,臨床的に応用される様になつた。現在は悪性腫瘍の骨盤腔より後腹膜腔のリンパ系転移,及び手術範囲の決定,放射線治療上に欠くべからざる診断法となつた。我々も悪性腫瘍及びリンパ系に関係のある乳糜尿,合計20例にリンパ系造影法を行つたので,文献的考察とあわせて報告する。
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