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特集 泌尿器腫瘍
綜説
膀胱腫瘍の術前術後
PRE-AND POSTOPERATIVE MANAGEMENT OF BLADDER CARCINOMA
辻 一郎
1
,
鶴田 敦
1
Ichiro TSUJI
1
,
Atsushi TSURUTA
1
1北海道大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology, Hokkaido University School of Medicine
pp.1279-1284
発行日 1964年12月1日
Published Date 1964/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203963
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I.はじめに
膀胱腫瘍診療の眼目は早期発見,腫瘍の完全なる除去,再発防止,腎機能の保持改善,および定期的follow-upの励行である。
現在のところあらゆる場合に常に有効適正な万能的な治療法はなく,各症例毎に腫瘍の性状(浸潤度,悪性度,型,大さ,数,部位等)と患者の諸条件(年齢,全身状態,合併症ことに腎上部尿路の障害の如何)とを勘案して,最も適当と思われる手術法と放射線療法とを組合せた治療法をとる訳で,具体的には概ね次の様になる。
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