Japanese
English
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嚢胞腎症例追加—附 治療並に予後について
CASES OF CYSTIC KIDNEY
松下 磐
1
,
栗原 寛
1
,
佐藤 仁
1
,
伊藤 善一
1
Iwao MATSUSHITA
1
,
Hiroshi KURIHARA
1
,
toshi SATO
1
,
Zenichi ITO
1
1群馬大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology, Gunma University School of Medicine
pp.783-786
発行日 1964年8月1日
Published Date 1964/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203853
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I.緒 言
嚢胞腎は稀な疾患ではなく,大きなクリニークでは年に数例は必ず遭遇する。しかしながな先天性発育異常という発生病理からして,その病状進展は緩徐であり,巨大な腎腫瘤,高血圧並に慢性腎不全等典型的な症候を備うるに至つて来院するものが大部分である。
従つて,穿刺術等の治療を行つても腎機能の改善を期待しうるものは少く,また,再発の可能性も存し,その予後はかなり悲観的と考えねばならない。
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