Japanese
English
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進行性種痘疹について
VACCINIA PROGRESSIVA
菅原 久栄
1
,
飯島 進
1
,
菊田 和子
2
,
小島 瑞
2
,
南 一守
3
,
摺沢 健夫
3
Kyuei SUGAWARA
1
,
Susumu IIJIMA
1
,
Kazuko KIKUTA
2
,
Mizu KOJIMA
2
,
Kazumori MINAMI
3
,
Takeo SURIZAWA
3
1福島県立医科大学皮膚泌尿器科教室
2福島県立医科大学病理学教室
3福島県立医科大学細菌学教室
1Department of Dermato-Urology, Fukushima Medical College
2Department of Pathology, Fukushima Medical College
3Department of Bacteriology,Fukushima Medical College
pp.1089-1098
発行日 1963年12月1日
Published Date 1963/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203646
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I.緒言
進行性種痘疹(progressive vaccinia)は,種痘の副作用の中で最も重篤なものであるが稀な疾患で,我国で本症として報告されたものは,浜田等1),天谷等2),高橋等3)の3例に過ぎないが,その他稲葉4)も同様の例を認め,更に汎発性種痘疹として報告された内田等5)の2例および樋口等6)の1例も本症に極めて類似している。
我々は最近本症の1例を経験したのでその大要を報告し,あわせて既報告例の集計成績についてのべ,又本症の成因に関する最近の考察更に治療および予防の問題にふれてみたい。
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