印象記
第51回日本泌尿器科学会総会—(第16回日本医学会総会)
後藤 薫
1
1岐阜医大泌尿器科教室
pp.657-660
発行日 1963年7月1日
Published Date 1963/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203552
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第51回日本泌尿器科学会総会は第16回日本医学会総会の第30分科会総会として,昭和38年4月30,4日の両日に亘り,開催ざれた。会場は御堂筋に面した相愛講堂でりあ,小さからず,大き過ぎず適当な広さを有していた。本講堂は本願寺系の女子学園で,しづかな,きれいな会場であり,廊下の所々には現代画家による仏画等もみられ,仏教系学園の落着いた雰囲気をしのばせた。かかるよき会場を得られたのも,楠会長の御尽力のたまものであろう(写真)。
総会は4月3日(水)の定刻午前8時30分に,楠会長の開会の辞と共に幕を開いた。長らく病床に臥しておられたのにもかかわらず,御元気な姿で一同,同慶に感じた。ついで,総会議事に移り,市川理事長より次回(昭和39年)は広島市にて開催,会長は広島大学加藤篤二教授,次々回(昭和40年)は仙台市にて開催,会長は東北木学宍戸仙太郎教授に決定の報告があつた。各地区の理事改選の結果,東部地区辻一郎教授(北大),宍戸仙太郎教授(東北大),中部地区稲田務教授(京大),楠隆光教授(阪大),西部地区加藤篤二教授(広大),岡本健一郎教授(鹿大),東京地区高安久雄教授(東大),田村一教授(慶大),土屋文雄博士(東京逓信),原田彰教授(横浜市大),落合京一郎教授(東京医歯大),監事百瀬剛一教授(千大),田林網太教授(東京医大)の諸氏に決定の報告があつた。
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