Japanese
English
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泌尿器科領域におけるHibitane digluconate液の臨床使用経験
CLINICAL EXPERIMENT ON HIBITANE DIGLUCONATE SOLUTION IN UROLOGY
田林 幸綱
1
,
川端 讃
1
,
高橋 康之
1
,
渡辺 正雄
1
Yukitsuna TABAYASHI
1
,
Tatau KAWABATA
1
,
Yasuyuki TAKAHASHI
1
,
Masao WATANABE
1
1東京医科大学泌尿器科教室
1Department of Urology, Tokyo Medical College
pp.187-193
発行日 1963年2月1日
Published Date 1963/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203452
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緒言
Chlorhexidine (商品名Hibitane)は英国I.C.I.(Imperial Chemical Industries Ltd)で研究,合成された全く新しい型の殺菌剤である。その強い抗菌性と広い抗菌スペクトルを持つ所から最近,各方面に亘り殺菌,消毒剤として広範囲に使用されつつある。
このHibitane digluconate液が皮膚,粘膜に対して無刺激である所から我々は当教室の外来及び入院患者中の細菌感染症48例に対し無撰択に使用した。即ち膀胱洗浄,腎盂洗浄に於けるボール水,過マンガン酸カリ液,硝酸銀液等に代えてHibitane digluconate液を使用し,泌尿器科領域に於ける局所療法に使用し得るか否かを試みた。その臨床成績及び使用方法に関していささかの結論を得たのでここに報告する。
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