Japanese
English
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泌尿器科患者の心電図所見
ELEKTROCARDIOGRAPHIC CHANGES IN UROLOGIC PATIENT
白岩 康夫
1
,
中野 修道
1
Y. SHIRAIWA
1
,
N. NAKANO
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Urological Department, Tohoku University
pp.715-717
発行日 1962年8月1日
Published Date 1962/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203335
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I.はしがき
近年外科手術の発展に伴い,手術の適応も以前に比して拡大された結果,老人に対する手術例が増加する傾向にある。特に泌尿器科領域においては,前立腺症,膀胱腫瘍など高年者を対象とする疾患が重要な位置を占めるため,高齢者手術例も多く,術中及び術後経過に重篤な合併症を来すおそれがあり,術前の心電図の検討は欠くことが出来ないものとなつている。我々は昭和34年4月泌尿器科開設以来,昭和35年9月までに入院した患者112例について心電図検査を行つたので,その心電図所見,及び異常所見出現と年齢,腎機能,血中残余窒素との関連についてのべる。
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