Japanese
English
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サルコイドーシスの1例
A CASE OF SARCOIDOSIS
河村 俊光
1
,
深田 馨子
1
,
麻生 知則
2
Toshimitsu KAWAMURA
1
,
Keiko FUKADA
1
,
Tomonori ASOO
2
1武蔵野赤十字病院皮膚科
2東京都立府中病院内科
1Department of Dermatology, Musashino Red Cross Hospital
2Department of Internal Medicine, Fuchu Metropolitan Hospital
pp.297-300
発行日 1962年4月1日
Published Date 1962/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203253
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I.緒言
系統的全身性疾患であるサルコイドーシスは,古くは1896年のHutchinson報告以来,Besnier,Boeckの記載,更に本症の系統性を強調したSchaumannの報告等があるが,本症が一般に全身性疾患として注目されるようになつたのは近年のことである。特に欧米では本症が数多く認められ,その病因や疫学的特性等の研究も盛んに行われている。我国では大正10年竹谷のLupoidの2例としての報告に始まり,特に戦後症例の報告が相次いでいるが,我々は皮膚,肺,肺門リンパ腺及び眼に病変のある1例を経験したので報告する。
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