新潟大学泌尿器科入院患者の統計的観察（第3報）—第2,001例より第3,000例までの統計

STATISTICAL SURVEY ON 1.000 IN:PATIENTS IN THE DEPARTMENT OF UROLOGY, NIIGATA UNIVERSITY HOSPITAL (REPORT 3)

　昭和32年12月から昭和36年7月までの間に新潟大学泌尿器科において第2,001例から第3,000例までの1,000例の入院患者を取扱つた。本誌に掲載した前々報は楠教授在職中のものであり，前報は一部高安が赴任後のものが含まれている。これに引続いてこれ等入院患者の統計的観察を報告する。記述の形式及び分類は前報にのつとつて行う。

（1）性別及び年令別1,000例中男子746例，女子254例で男女比は2.9：1で，第1報の2.9：1及び第2報の3.1：1と大差はない。患者の年令別分布を第1表に示した。