Japanese
English
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無菌性膿尿症の臨床経験
CLINICAL CASES OF ABACTERIAL CYSTITIS
香川 嘉久
1
,
重城 寿雄
2
Yoshihisa KAGAWA
1
,
Hisao SHIGESHIRO
2
1尾道市立市民病院皮膚泌尿器科
2尾道市立市民病院外科
1The Dermato-Urological Clinic, Onomichi Citizen's Hospital
2The Surgical Clinic, Onomichi Citizen's Hospital
pp.219-221
発行日 1961年3月1日
Published Date 1961/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203010
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I.まえがき
昭和34年4月1日から1年間の泌尿器科患者総数は292名であつて,この中急性膀胱疾患は12.3%を示し,その内訳は細菌感染によるもの25例,小児特発性出血性膀胱炎5例,無菌性膿尿症5例及びアレルギー性膀胱炎と思われる1例である。
無菌性膿尿症については古くから報告されており,その病因に関しても最近詳しく研究されているが,1年間に5例の多きを経験し,しかし比較的若年者の,又女性に多かつたことは非常に興味深いものがあるので報告する。
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