Japanese
English
カラーアトラス
無菌性小膿疱を播種状に認めた川崎病
Kawasaki disease with disseminated small pustules
酉抜 和喜夫
1
,
新井 宣博
2
,
貴田岡 節子
2
Wakio TORINUKI
1
,
Nohuhiro ARAI
2
,
Setsuko KITAOKA
2
1東北厚生年金病院皮膚科
2東北厚生年金病院小児科
1Division of Dermatology Tohoku Kosei-Nenkin Hospital
2Division of Pediatrics, Tohoku Kosei-Nenkin Hospital
キーワード:
川崎病
,
小膿疱
Keyword:
川崎病
,
小膿疱
pp.446-447
発行日 1994年5月1日
Published Date 1994/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901216
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- Abstract 文献概要
患者 6歳7カ月,男児
皮膚科初診 1990年11月21日
既往歴 3歳と5歳時に急性上気道炎
現病歴 1990年11月14日急に39℃台の発熱,翌15日全身に瘙痒性紅斑が出現した.16日当院小児科を受診し,溶連菌感染症の疑いで抗生剤治療を受けたが下熱せず,紅斑の拡大,咳嗽,嘔吐が出現し,18日小児科に入院.入院時診察で全身紅斑,眼球結膜充血,口唇紅潮,苺状舌(図1),頸部リンパ節腫脹,手足の紅斑性硬性浮腫(図2)などから川崎病と診断された.19日体幹の紅斑上に小膿庖が出現,翌20日全身へ拡大し,21日皮膚科に紹介された.
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