Japanese
English
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スルキシンによる化膿性皮膚疾患の治療
THE TREATMENT FOR INFECTIOUS DERMATOSIS BY SULXIN
植松 一男
1
,
吉住 正子
1
Kazuo UEMATU
1
,
Masako YOSHISUMI
1
1九州大学皮膚科教室
1Dept. of Dermatology,Kyusyu University.
pp.1279-1281
発行日 1959年11月1日
Published Date 1959/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202694
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はじめに
最近Iong actingサルファ剤と称する数種の新しい合成剤がつくられ,一時低調であつたサルファ剤の研究がかなり広くとりあげられるようになつた。このことはペニシリンをはじめとする抗性物質にたいする菌抵抗性の問題あるいはペニシリン・アレルギーなどが関係するとおもわれるが,またサルファ剤は価格も非常に廉価である点からも使用しやすい薬剤であり,すぐれたサルファ剤の出現が望まれるところである。
このたびわれわれは中外製薬研究所において合成されたスルキシンを用いて2,3の化膿性皮膚疾患を治療したのでその成績をのべることにする。
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