Japanese
English
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淋巴性皮膚白血病の2剖検例
TWO AUTOPSY CASES OF LYMPHATIC LEUCEMIA WITH SKIN ERUPTIONS
山田 功
1
,
松尾 粛
1
Isao YAMADA
1
,
Susu-mu MATSUO
1
1北海道大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Hokkaido University School of Medicine.
pp.791-794
発行日 1959年8月1日
Published Date 1959/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202612
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緒言
Vilchowの命名になる白血病に関しては,小宮1)の分類があり,又,造血組織系統,淋巴細網系統の腫瘍であるという見地から緒方2)の分類があり,ほぼ体系づけられているがその本態に関しては今尚不明である。白血病の際,皮膚に変化が来ることは比較的稀であつて,その大部分が造血器の白血病性変化より二次的に来るものであり,皮疹の型は多種多様でその病型は山崎3)が詳しく記載しており,本邦に於いても北川4)の症例以来70例3)5)6)の報告を見るが,我が教室に於ける淋巴性偽白血病の発疹型及び淋巴性白血病の腫瘍型の2剖検例を迫加報告することにした。
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