Japanese
English
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精嚢腺のレ線拡大撮影像
THE DIRECT ENLARGED RADIOGRAPHY OF THE SEMINAL VESICLES.
柳原 正志
1
,
窪田 功三
2
Masashi YANAGIHARA
1
,
Kozo KUBOTA
2
1広島大学医学部皮膚泌尿器科教室
2中国労災病院放射線科
1Department of Urology University of Hiroshima School of Medicine
2Dept. of Radiology, the Chugoku labours Casualty Hospital
pp.1033-1035
発行日 1958年10月1日
Published Date 1958/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202370
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はじめに
レ線拡大撮影法は昭和27年高橋信次教授により発表され昭和32年には同氏により名古屋に於ける泌尿器科学総会で特別講演として述べられている。此のレ線拡大撮影は生体における人体細部の構造をより明確に知るために考案されたもので,これには2つの方法が考えられる。即ち予め鮮鋭なレ線像を得ておいてこれを拡大する間接拡大撮影法と,物体とフイルム間の距離を大きく離してレ線撮影を行つて拡大像を得る直接拡大撮影法がある。この両者を適当に組合せて行うのが複合拡大撮影法である。吾々が行つたのは所謂直接拡大撮影法によるものである。
精嚢腺レ線拡大撮影については昭和32年2月弘前大学故杉山万喜蔵教授の報告があるのみである。
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