Japanese
English
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皮膚疾患に対するビオビタスの臨床成績
CLINICAL DATA OF BIOVITAS ON SKIN DISEASES
小松 須賀男
1
Sugao Komatsu
1
1宇和島社会保険病院皮膚泌尿器科
1Department of Dermatology, Uwajima Hospital
pp.861-868
発行日 1958年8月1日
Published Date 1958/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202334
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緒言
皮膚科領域の疾患には,その病理機転の複雑なものが多く,最も日常多く遭遇する湿疹,皮膚炎,蕁麻疹などは近頃Allergieを以つて説明されているが,飲酒によつて掻痒を増し,掻爬によりビラン結痂を生ずるなど,内的因子,外的因子が錯綜して種々なる臨床像を呈して来ることは,常々吾人の経験するところである。
皮膚病変の改善には膏剤使用による局所療法がもつとも有力であることは現在も変りないが,内因的治療に関しても種々の研究が重ねられ,抗アレルギー,肝機能亢進,解毒,ビタミン代謝障害,蛋白代謝障害,対症療法などの見地から抗ヒスタミン剤,生物学的製剤,自律神経遮断剤,SH系化合物,非特異療法剤,肝臓製剤,諸種のビタミン剤,ときに抗生物質,トキソイドなども用いられている。
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