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神奈川県に於ける性病(2)—民間医師の性病診療状況と意見
VENEREAL DISEASES IN KANAGAWA PREFECTURE JAPAN:V.D.TREATMENTS AND OPINIONS OF PRACTITIONORS
小野田 洋一
1
,
吉田 美枝
1
Yoichi Onoda
1
,
Mie Yoshida
1
1神奈川県立富士見診療所
1Fujimi Hospital(Kanagawa Pref. Gov't)
pp.871-875
発行日 1958年8月1日
Published Date 1958/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202335
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1.緒言
本県内で開業,性病患者を診療している医師が県医師会長を長とし〔神奈川県性病予防委員会〕と称する団体を組織し,相互の研修を目的で年数回の学術講演会を催し,性病予防及び診療知識の向上を計り,性病予防行政へも側面から協力しようとしている。この団体を通じその会員医師並びに神奈川県病院協会性病科医師にアンケートを提出,特に性病診療並びに行政への関心を持つている53氏からその返答を頂き整理した所大要次の結果を得た。勿論これは神奈川県下の一部の民間医師の診療記録から見たものであるが,氏等の返答は充分に民間医師の偽らざる意見と性病診療状態を代表しているものと考えられる。
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