Japanese
English
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グリチルリチンの抗アレルギー作用について
ANTIALLERGIC ACTION OF GLYCYRRHIZIN
矢村 卓三
1
,
芦塚 卓郎
1
,
西田 志都夫
1
,
雨宮 政之輔
1
Takuzo Yamura
1
,
Takuro Ashizuka
1
,
Shizuo Nishita
1
,
Masanosuke Amemiya
1
1長崎大学医学部皮膚泌尿器科教室
1Department of Dermatology and Urology, Nagasaki University School of Medicine
pp.231-235
発行日 1957年3月1日
Published Date 1957/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201917
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1.まえがき
2分子のグルクロン酸と1分子のグリチルレチン酸との抱合体であるグリチロン(グリチルリチン)がジフテリヤ毒素,破傷風毒素等々に対する解毒作用のあることは既に知られている。本剤の抗アレルギー作用機序としてその解毒作用並びにコーチゾン分解促進作用が述べられている。
われわれは本剤を皮膚アレルギー性疾患に投与し,認むべき治験を得たのでその抗アレルギー作用が如何なる機序にあるかについていさゝかの実験を行つたので報告する。
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