Japanese
English
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Acne neonatorumについて
ACNE NEONATORUM
塚田 進
1
,
谷田 津奈男
1
,
三原 潤一郎
1
Susumu Tsukada
1
,
Tunao Tanida
1
,
Junichiro Mihara
1
1東北大学医学部附属病院長町分院皮膚科
1Department of Dermatology, Nagamachi Branch Hospital, Faculty of Medicine, Tohoku University
pp.221-224
発行日 1957年3月1日
Published Date 1957/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201915
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曩に,第126回日本皮膚科泌尿器科学会東北地方会に於いて,筆者等の1人谷田は副腎性器性徴候群を有する34歳の婦人に就いて報告するところがあつた。この婦人はWilkins et al1)のCorton療法が奏効し症状軽快すると共に妊娠するに至り本年(1956年)1月3日に帝王切開術の下に健康成熟男児を分娩した。ところがこの新生児は生後約10日に両頬部に所謂grouped comedonesを生じ,これが尋常性痤瘡の像を呈するに至つた。尋常性痤瘡の成因として性ホルモン相互のUnbala-nceが重視される現在,これと成因を全く同じうすると考えられる所謂Acne neonatorumの成り立ち方を端的に示す本例の如きは甚だ興味あるものと思われる。
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