皮膚科図譜・69・70
Epithelioma adenoides cysticum(Brooke)症例/Behçet氏症候群
加納 魁一郎
1
,
加藤 正
1
,
高田 一雄
1
1名古屋大学医学部皮膚科教室
pp.85-86
発行日 1957年2月1日
Published Date 1957/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201877
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解説
患者は44歳の男子,16年来顔面に発生した小腫瘍を訴えて来診した。即ち鼻梁,鼻根,鼻唇溝に殆ど対称性に発生した播種状乃至集簇性の小腫瘍で,表面は平滑,半米粒大乃至大豆大である。常色のものとやゝ褐赤色のものがあり,弾力硬で自覚症を欠く。
注目すべきはその家族歴で,5代に亘り7例に同症を証する。
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