Japanese
English
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矮少漆灰腎の3例
ON THE THREE CASES OF DWARFISH MOLTER KIDNEY
阿世知 節夫
1
,
永野 典哉
1
Setsuo Azechi
1
,
Noriya Nagano
1
1鹿児島大学医学部皮膚泌尿器科教室
1Dermato-urological Clinic,School of Medicine, Kagoshima University
pp.9-12
発行日 1957年1月1日
Published Date 1957/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201860
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緒言
結核腎は大部分が乾酪空洞型であるが,その一つの変形として漆灰腎がある。これは比較的稀なもので本邦の従来の報告例は50例前後である。漆灰腎はまた殆どが腎の容積が正常より増大しているものであるが稀には屡少漆灰腎として報告されるように腎容積の小さいものがある。そのような場合先天性矮少腎(発育不全腎)に結核が台併したものか,漆灰腎になるとともに腎が萎縮したものか何れとも鑑別のできないものがある。われわれは矮少漆灰腎の3例を経験したので報告する。
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