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巨大膀胱結石の1治験例
入江 浩太郎
1
,
荘司 守
1
,
箱田 允昭
1
,
山岨 好道
1
1公立小浜病院
pp.393-394
発行日 1956年6月1日
Published Date 1956/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201705
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緒言
最近我々は910grに達する巨大なる膀胱結石の1例を経験したので報告する。
膀胱結石の大きさに関してはKümmerによれば100gr以上は巨大なる名称を附して可なりと称している。今日迄我国で記録せられている巨大膀胱結石の最大は久保山(昭和6年)の675gr,次で伊賀(昭和12年)の532gr,石井(昭和2年)の485grである。外国文献には驚くべさ巨大なるものが報告せられて居り手術摘出例ではRandall(1921)の約1800gr,Harrison(1897)の1050gr Osgood(1913)の1020gr等がある。
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