--------------------
アレルギンによる皮膚疾患の治験
伊川 裕
1
,
宇都宮 貞俊
1
,
佐藤 美正
1
1徳島大学医学部皮膚科泌尿器科教室
pp.905-910
発行日 1955年10月1日
Published Date 1955/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201519
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
まえがき
抗ヒスタミン剤(以上抗H剤と略す)が皮膚科領域の治療界に登場して既に10年に近い。この間の経験に基づき,効果の面や副作用に関し,長所をのばし短所を補うべく改良が加えられ,日々新たな,より優秀な抗H剤が発表されつつある。最近私共はChlorprohenpyridamine maleateの製剤Allergin(三共)の提供を受け,皮膚炎,湿疹等各種皮膚疾患に用いて良好な成績を得,また人体について2,3実験を行つたのでその成績を報告する。
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.