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限局性鞏皮症の2例
寺井 信吉
1
,
增田 太郎
1
1大阪大学医学部皮膚科泌泳器科教室
pp.593-595
発行日 1954年10月1日
Published Date 1954/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201285
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緒言
鞏皮症は内分泌障害と密接な関係を有する皮膚疾患であることは,既に明らかである。然し本症は粘液水腫,アヂソン氏病,カツシング氏病等とは異なり,特定内分泌腺の器質的変化を証明し得ない多種内分泌腺の機能障害に原因する疾患の1つに数えられている。
鞏皮症を瀰漫性と,限局性とに分類し其各々を先天性と後天性とに分つている。最近私等は2例の限局性鞏皮症に属する帯状鞏皮症を得たので,ここに報告する。
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