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限局性鞏皮症に対するArtaneの治験
小林 浩
1
,
黒田 政重
1
,
山田 光威
1
,
上山 栄一
1
1神戸掖済会病院皮膚科泌尿器科
pp.543-544
発行日 1956年8月1日
Published Date 1956/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201744
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I.はしがき
1952年H. M. Robinsonはパーキンスン様症候群の治療薬であるArtane(レダリー)を,8例の限局性鞏皮症及び類症の治療に応用して,著効を収めたと報告した。従来本症の治療には,理学的療法やホルモン療法が行われて来たが,その効果は何れも確実ではなかつた。我々は限局性鞏皮症の数例を検索中,Robinsonの報告に接したので追試した。相当の有効性を確認したのでこゝに報告する。
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