皮膚科圖譜・37
猩紅熱の恢復期に出現した結節性紅斑
內田 三千太郎
1
1東京都立豐島病院
pp.197-198
発行日 1954年4月1日
Published Date 1954/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201179
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解説
久野 35才 女 第14病日(紅痰出現後2日目)
結節性紅斑は大豆大〜鶏卵大の,ほゞ圓形で及膚面から僅かに隆起する硬い結節である.初め淡紅色又は鮮紅色で,經過と共に暗調が増し,吸收までに1〜2週を要する.大きいものでは中心部が紫紅色を呈することがあるが,決して化膿・潰瘍形成などを來たさない.
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