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腦下垂體性發育障碍患者に併發せる皮膚病變に就て
末永 ミツ子
1
1東北大學皮膚科教室
pp.347-349
発行日 1952年7月1日
Published Date 1952/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200762
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さきに遠山,松本等は内分泌に關係のある筋強直性萎縮或は多腺性内分泌障害症に因る侏儒の皮膚變化に就て略述しているが,之等疾患は屡々血族結婚乃至は遺傳が證明されている。而して筋強直性萎縮症は一般には特殊の筋肉萎縮並に筋,強直性反應を除いては多腺性内分泌障碍症と類似の症状を呈し,之等の發育不全に於ける皮膚變化は鞏皮症樣或は老人性皮膚變化,皮膚色素並に角質増生及び四肢末端の皮膚硬化並に爪甲の變化等が指摘され,且つ白内障の合併が屡々記載されて居る。最近私も血族結婚による3例の侏儒に遭遇しその皮膚變化に於いて遺傳性の種々の疾患を具有しているので報告する。
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