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睾丸組織の簡易切除法
志田 圭三
1
1東京醫科齒科大學・皮膚科泌尿器科教室
pp.323-324
発行日 1952年7月1日
Published Date 1952/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200752
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試驗的に組織片を切除し,病理組織學的検索を行ふ事は診斷上きはめて必要な事である。しかしながらこれが施行に際しての大きな手術的操作はけして好ましい事ではない。これに對して,臓器穿刺法は簡易にして,しかも患者に與へる侵襲も少く,理想的な方法である。
診斷の目的に臓器穿刺を最初に施行したのはHellendal (1899)である。彼は呼吸器障碍を訴へる2例の患者に於て肺臓穿刺を施行し肺腫瘍なる事を診斷した。
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