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DOCAとビタミンC併用療法によるエリテマトーデス及び慢性リウマチ性關節痛に對する治驗例
速水 伸三
1
,
川尻 洋子
1
1大阪女子醫大皮膚科泌尿器科
pp.316-319
発行日 1952年7月1日
Published Date 1952/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200750
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腦下垂體副腎系に關する研究は近時頓に活發となりSelyeの唱えるGeneral adaptation synd-romeの概念の導入によつて,リウマチ性關節炎等所謂Collagen disease (膠原病)に屬する疾患の鮮明は容易になつた感がある。
現在までに明かにされた副腎皮質ホルモンは6種であり,その内最も作用の明かなものは糖質ホルモン(Glucocorticoid)と鑛質ホルモン(Min-eral corticoid)であり,Cortisonは前者に屬し,DOCA(11-desoxycorti-costerone acetate)は後者に屬する(DOCAは副腎皮質よりの自然分泌でなく,ACTHの影響を受けないと云う人もあるが)。
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