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再び戰後に於ける梅毒の動向に就て
竹内 勝
1
,
麻生 和雄
1
,
吉野 普
1
1千葉大學醫學部皮膚泌尿器科教室
pp.216-220
発行日 1952年5月1日
Published Date 1952/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200719
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I.まえがき
今回の大戰終了後性病對策は米軍の指示によつて余等の念願とする性病豫防法が次第に活用せられて來たことは喜ぶべきであるが,未だ結核對策の其れに比し微々たるものと言わざるを得ない。性病も其他の傳染病と同じく届出られている筈であるが實際にかゝる僅少な罹病であれば(總人口に對し0.57%)幸いである。しかし性病の届出は結核より多く(+23%),他の傳染病とは較絶していることは刮目に價する(第1表參照)。
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