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藥物性匐行疹
行德 公昭
1
1久留米醫科大學皮膚泌尿器科教室
pp.456-458
発行日 1949年11月1日
Published Date 1949/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200265
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緒言
帶状匐行疹は,脊髄神經節或は,脊髄後根の病變,殊に顔面ではGasscr神經節の變化に因る外,梅毒,結核,マラリア,砒素,腦疾患,外傷等でも起る事がある.特に砒素に就ては,Hutc-hinson(1868)がその影響の甚大な事を指摘して以來,砒素匐行疹として多數の報告例がある.
最近私は,砒素及びアンチモン(以下「ア」と略す)による帶状匐行疹を經驗し,殊に後者による報告は本邦には未だ見ないので,茲に報告したい.
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