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Paramyloidosisに於ける皮膚變化
山田 實
1
1東京大學醫學部皮膚科學教室
pp.260-263
発行日 1949年6月1日
Published Date 1949/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200204
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Paramyloidosisは類澱粉症Amyloidosisの特殊の場合で,全身に亘つて間葉性組織に類澱粉變性を生じ,臨床的には巨大舌,僞性筋緊張,皮膚硬化等の症状を呈し,なほ皮内結節,半透明性丘疹,皮内出血等の所見があると云はれてゐる.我々は最近偶々冲中内科入院の本症患者に就いて皮膚變北を觀察する機會を與へられ,この稀有症に就て多少知る事が出來た.この患者は死の轉機をとり,剖検に附せられた.全身に亘つての詳細はいつれ同内科教室から報告される事と思うが,茲には主として皮膚科的所見に就いて記す.
石村某 男,46歳,農,22年8月30日冲中内科から紹介.家族歴に特記すべき事はない.
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