発行日 1953年4月15日
Published Date 1953/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907273
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はじめに
外來或いは病室で,吾々醫師が“血液の検査をしますよ”という場合に,それが何を意味するか,云い換えれば,何を目的にしているか,ということを看護婦諸嬢(このとき,諸孃は,むしろ醫師の助手という役目を帶びている譯であるが)が,理解していることは,私達醫師とそれから看護婦の方々の双方にとつて必要であり,また,仕事を興味をもつて發展させる上に缺くべからざることであると思う。
しかし,一方,血液検査は,現在では,赤沈,尿,糞その他の検査とともに,患者の入院時には,いわゆる入院處置として,病氣の種類の如何にかかわらず行われている程,日常不可缺の検査項目であることも知つていて頂きたい。
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