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Erythematodes知見補遺 特に治療に就て
稻葉 鋻
1
1東北大學醫學部皮膚科教室
pp.177-179
発行日 1949年4月1日
Published Date 1949/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200180
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Erythematodesの原因病理に就ては伊藤教授が山内と共に皮尿誌上に於て再度論じ,更に山内は同誌上で自家經驗例を追加し,併て明治43年より昭和18年に至る教室の統計的觀察をなした.余は昭和19年より22年に至る同症例を一括しその治療に就て些か述べようと思う(第1表).
昭和19・20年各6例.21年9例,22年10例,計31例,急性型14例(男2,女12).慢性型17例(男6,女11)を得た.即ち急性型は45%に當り從來の統計に比べ最近急性型が多いと云ふ事が覗われる.男女の比は急性型では女が斷然多い事は從來云われている通りであるが,慢性型でも女が多い事が目につく.
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