研究
梅毒反応知見補遺
小林 真
1
,
高平 等
1
,
笹原 冨士枝
1
,
及川 軍七
1
1仙台鉄道病院
pp.113-114
発行日 1958年2月15日
Published Date 1958/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905440
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I.緒言
我々の病院に於ける梅毒反応はワツセルマン氏反応(以下「WaR」と略す)村田氏反応(以下「村田」と略す)並びに北研法(以下「北研」と記す)の3方法を実施して居つたのであるが,今般カルヂオライピンスライド法(以下「カ」法と略す)を加え実施する段となつたので,それらの成績並びに二,三の統計的観察事項を報告する。
秋元1)によれば梅毒血清診断の不一致率を指摘し,このことはゆるがせにし難い問題であると述べて居るが,我々の結果に於ても勿論不一致のものはあつたがそれらが果して推計学的にどれ程の過誤があるかをも併せ検討してみた。
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