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瘙痒性梅毒疹
榊原 溫佐
1
1北海道帝國大學皮膚科泌尿器科教室
pp.118-120
発行日 1947年4月1日
Published Date 1947/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491200029
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輕度の瘙痒感位は別として激烈な瘙痒を伴つた梅毒疹は稀であり,寧ろかかる瘙痒の缺如こそ他の皮膚疾患との鑑別點としてあげられてゐる位である。處が最近極めて強度の瘙痒を訴へ夜間も殆んど睡眠もとれなかつた程の第二期梅毒疹に遭遇したので,茲にその症例を記述すると共に一般に梅毒と瘙痒とに就いて少しく記述して見度いと思ふ。
症例 駒井某 37歳の男子 積卸夫 初診昭和17年12月2日
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