特集 不整脈治療の最新デバイステクノロジーとリードマネジメント
Ⅳ.リードマネジメント
リードマネジメントの考え方
庄田 守男
1,2
1東京女子医科大学循環器内科
2信州大学医学部循環器内科
pp.490-495
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200397
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Point
・リードマネジメントは,トラブル発生時に問題解決することだけではなく,初回植込み時から始まる.
・リードの構造を良く理解し,患者の病態に最適なリードを選択し,ペースメーカ機能を十分に発揮させることができる部位に植込む.ただし,植込み時より将来抜去しなければならない可能性を考慮しながら手術を行うことが重要である.
・ペースメーカ交換は決して簡単な手術ではなく,感染防御,出血予防をしながらリードを大切に扱う手技が必要である.
・アップグレード時,リードトラブル時には,単純にリードを追加するのではなく,不要になったリードを抜去してリードを「交換」する選択肢も考えながら手術を行う.
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