特集 U40世代が描く心不全診療の現状と未来—基礎研究を識り,臨床を素心深考する
Ⅲ.臓器関連
—臨床編—慢性腎臓病が心不全に及ぼす影響と病態はどのようなものですか?
相澤 直輝
1
1大浜第一病院内科
pp.134-138
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200343
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Point
・慢性腎臓病は心血管疾患発症の独立したリスク因子であり,心不全の予後規定因子である.
・慢性腎臓病における心血管疾患発症には,古典的リスク因子(高血圧・糖尿病など)非古典的リスク因子(炎症・酸化ストレスなど)が関与する.
・リスク因子への介入により心・腎予後の改善が期待される.
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