特集 ACSの診断と治療はどこまで進歩したのか
Ⅳ.ACSの二次予防
ACSの脂質低下療法—PCSK9を含めて
藤末 昂一郎
1
,
辻田 賢一
1
1熊本大学大学院生命科学研究部循環器内科学
pp.666-673
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200098
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Point
・急性冠症候群患者の二次予防において,早期の積極的脂質低下療法が重要である.
・脂質低下療法の中心はスタチンであり,急性冠症候群では可能な限り中-高強度のスタチンを選択する.
・今後,エゼチミブ,PCSK9阻害薬,選択的PPARモジュレーター,MTP阻害薬などの新規脂質低下薬による心血管イベント抑制効果が期待される.
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