特集 Clinical Scenarioによる急性心不全治療
Ⅴ.Clinical Scenario 3:低心拍出を伴う急性心不全
急性心不全治療におけるカテコラミンの使い方
正和 泰斗
1,2
,
坂田 泰史
1
1大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学
2獨協医科大学心臓・血管内科
pp.92-99
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200015
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Point
・カテコラミンの使用は予後悪化に関連し,できるだけ避けるべきであるが,組織低灌流を認める症例には適応となる.
・カテコラミンの導入前後には,患者の状態を多角的に評価し,病態に合ったカテコラミンの選択と調整を行う.
・カテコラミン使用に際しては,常に離脱を意識し,離脱困難な症例の見極めと次の治療の検討を行う.
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