特集 今こそ知りたい!—過敏性肺炎の“勘どころ”
Ⅳ.抗原別の臨床像
夏型過敏性肺炎
下田 真史
1
1複十字病院呼吸器内科
キーワード:
夏型過敏性肺炎
,
Trichosporon
,
抗トリコスポロン・アサヒ抗体
,
抗原隔離
,
ステロイド
Keyword:
夏型過敏性肺炎
,
Trichosporon
,
抗トリコスポロン・アサヒ抗体
,
抗原隔離
,
ステロイド
pp.608-612
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200790
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POINT
●夏型過敏性肺炎は日本で主にみられる過敏性肺炎であり,住居環境に関連して夏季に発症して冬季に改善する.
●Trichosporon cutaneumが原因抗原であり,3つのserotypeのうちT. asahiiに対する抗体が測定可能である.
●治療は抗原隔離が原則であるが,隔離が不十分であると緩徐に進行し,線維性過敏性肺炎に移行することがある.
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