特集 呼吸器薬物療法—現場ではこう使いこなす
抗線維化薬
馬場 智尚
1
1神奈川県立循環器呼吸器病センター呼吸器内科
pp.142-147
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200435
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Point
・ピルフェニドン,ニンテダニブの抗線維化薬2剤が特発性肺線維症に対して使用されてきた.
・強皮症に伴う間質性肺炎や,特発性肺線維症以外の進行性線維化を伴う間質性肺疾患(progressive fibrosing interstitial lung disease;PF-ILD)にもニンテダニブの適応が拡大した.
・臨床試験では呼吸機能低下の抑制効果が示されたが,臨床試験の統合解析や特発性肺線維症のレジストリーからは,特発性肺線維症に対する予後の改善効果も示唆されている.
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