特集 進行期肺癌治癒への道—がんゲノム医療と免疫プレシジョン医療の接点
Ⅱ.分子標的治療薬最前線
EGFR-TKI獲得耐性のメカニズム(特にオシメルチニブ)
井手 真亜子
1
,
大田 恵一
1
,
岡本 勇
1
1九州大学病院呼吸器科
pp.362-366
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200373
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Point
・第1,2世代EGFR-TKIに対する耐性機序のうち,最も多いのはT790M遺伝子変異の獲得である.
・T790M遺伝子変異陽性例に対しては,第3世代EGFR-TKIのオシメルチニブが有効である.
・オシメルチニブ耐性の克服が今後の課題である.
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